ブレイクダンスの基本ステップまとめ【日本で有名なダンサーの動画も紹介】

ギャングのバトルがきっかけで誕生したブレイクダンスは、2024年に開催されるパリ五輪で正式な種目として採用されることが決定しました。この記事では、ブレイクダンスの歴史や踊れる芸能人、そして初心者でもできる基本ステップと動画をご紹介します。

ブレイクダンスとは

1970年代にニューヨークで誕生したブレイクダンスは、スプレーなどを使用して壁などに描かれるグラフィティや別名ラッパーとも呼ばれているMC(エムシー)、あらゆるクラブやイベントなどで活躍しているDJと同じくHIPHOP文化にはなくてはならない4大要素の一つです。

基本的に、キャップをかぶり床などでポーズを決めたり体を回転させたりする動きが特徴で、現時点で世界においてダンス人口が最も多いと言われています。

 

ブレイクダンスの歴史・成り立ち

世界中で人気があるブレイクダンスは、1970年代にニューヨークにあるサウスブロンスク地区で、ギャングたちが銃撃戦の代わりにダンスでバトルして勝敗の決着をつけたことがきっかけで『ブレイクダンス』として徐々に発展していきました。

映画『フラッシュダンス』(1982年公開)で、わずか数十秒のブレイクダンスのシーンがあり、これがきっかけで映画『ブレイクダンス』(1984年公開)など続々とハリウッドでブレイクダンスを題材とした映画が作られ、大ブームを巻き起こしました。

ブレイクダンスで有名な芸能人・ダンサー

これから、ブレイクダンスが踊れるという意外な一面がある芸能人や歌手をご紹介します。ブレイクダンスをしている様子がわかる動画もありますので、ぜひご覧ください。

99の岡村隆史さん

ナインティナインの岡村隆史さんと言えば、1997年から放映されていた「めちゃx2イケてるッ!」で一躍有名になった芸人さんですが、実は若かりし頃は番組の企画で劇団四季の舞台に立ったりなど、運動神経が抜群で知られています。

そんな岡村さんですが、実はブレイクダンスの実力もテレビやCMで披露しており、岡村さんのブレイクダンスに影響されてダンスを始めた若者も多くいました。

ガレッジセールのゴリさん

沖縄県出身のガレッジセールのゴリさんも、ナイナイの岡村さん同様「めちゃx2イケてるッ!」でブレイクダンスの実力を披露しており、頻繁に岡村さんとダンスバトルを繰り広げていました。

また、ゴリさんだけでなく相方の川田さんも簡単なステップであればブレイクダンスができたことから、踊れる芸人として一躍有名になりました。

三浦大知さん

歌手でダンサーの三浦大知さんは、優れた歌唱力とキレの良いダンスで和製マイケル・ジャクソンとも呼ばれています。

日本で開催されるブレイクダンスの世界大会のテーマソング『(RE)PLAY』のミュージックビデオで、ブレイクダンスを披露しています。

実は日本のブレイクダンスは世界トップレベル!?

ブレイクダンスチーム『THE FLOORRIORZ』は、ブレイクダンスの世界大会「BATTLE OF THE YEAR WORLD FINAL」で2015年に優勝を果たしており、世界一の称号を獲得しました。

また、メンバーのTAISUKEは、世界で有数のタイトルを持っているダンサーが所属している"Red Bull BC ONE ALL STARS"に数少ない日本人メンバーとして所属しており、日本のブレイクダンスが世界でトップレベルだということを証明しています

ブレイクダンスの基本的なステップ・練習方法

数多くのステップがあるブレイクダンスですが、ここでは初心者でもできる簡単なステップをご紹介します。動画を見ながら何度かステップを繰り返してみてください。

ブロンクスステップ

ブレイクダンスのブロンクスステップは、上半身を固定して膝から下を外側に回して前にキックする基本ステップです。非常にシンプルな動きなので、何回か繰り返し練習すればダンス初心者でも習得できます。

チャールストン

チャールストンは、つま先立ちの状態で足を肩幅ぐらいに開いて重心を爪先にのせていき、かかとを内側と外側、交互に動かしていきます。

この動きに慣れたら、足が内股になっている時に片足を上げて前に持ってきて足を交差させて動かしていきます。

フットワーク(6歩)

四つん這いになり、膝を軽く浮かせて左足を前に出して右手を上にあげ、重心は左手にのせます。左足の膝内側に右足を入れて、右足はそのままに左足は円を描くようにして反時計回りに回します。

続いて、右足で半円を描くように外から回して、左足にかけて右手に体重をのせて、左足を後ろに移動させてから右足を後ろに引いて最初の四つん這いのポーズに戻ります。利き手が左の人は時計回りに動くことになります。

文章では分かりづらいかもしれませんが、動画を見れば「ああこれね!」と誰もが思うだろうステップです。

まとめ

ギャングの勝ち負けを決めるためにニューヨークで誕生したブレイクダンスですが、日本のブレイクダンスは世界でもトップクラスに入るほどの実力で世界中から注目されています。

これからブレイクダンスを学びたいという方は、基本ステップを動画で確認しながら繰り返しステップを踏めば、徐々に頭で考えなくても踊れるようになるでしょう。

なお、全ジャンルにおいて言えることですが、ダンスをする前に筋肉をほぐすためにストレッチを忘れないようにしてください。

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